グループトップメッセージ

小泉産業株式会社 代表取締役社長 梅田照幸

「_違う発想がある」
この言葉を胸に、新たな価値創造を。

時代が変わる時こそ、チャンス。

コイズミグループの起こりは、江戸中期1716(享保元)年にまでさかのぼります。以来300年以上にわたり、時代の変化に応じて成長を遂げてきました。

今の事業基盤は、太平洋戦争が終わった1945(昭和20)年、それまでの繊維・衣料などを中心とした業態から、一転、電気製品の製造卸を始めた時に築かれました。今から見れば、当時の電気製品はまるで「おもちゃ」です。それでもその電気製品は、焼野原となった日本の人々の生活の再興に大きく貢献しました。

やがて高度成長期を迎え、次第に人々の暮らしが豊かになると、コイズミは単に電化製品や照明器具を売るにとどまらず、「機能的で心地よい空間、時代に即した新しい暮らし方を提案する企業」へと変わっていきました。

コイズミの300年には、常に10年先、20年先を見つめる眼があり、時代を先どり、やり遂げるためのフロンティアスピリッツにあふれている、私はそう自負しています。

「モノ」を売るだけではなく、「コト」を売る。

日本は今、少子化と急速な高齢化に伴って、大きな産業構造・経済環境の転換点を迎えています。

「孫に学習デスクをプレゼントする」。これは、’70年代にコイズミがつくった一つの文化です。しかし少子化が進むにつれ、学習デスクの販売数は減少傾向にあります。ところがさらに俯瞰して見れば、教育に対する投資自体は、時代とともに増加し続けています。

これからのコイズミが目指すのは、学習デスクを売ることだけではありません。子どもたちが学ぶ喜びに気づき、学ぶ意欲を高めることができる空間づくり、学んだ知識や知恵をしっかりと身につけることができる空間づくりです。

高齢化も同様です。単に介護領域だけをカバーすればよいということではありません。目や心にやさしい照明、いつでも心地よく過ごせるインテリア…。これらの製品をお客様のニーズに合わせて選択・プランニングし、さらにはIoTなども活用して、快適に暮らせる空間をつくることが高齢化社会に対するコイズミの社会的使命です。

いま、幸せの基準は、必ずしも「モノの所有と消費」にはありません。求められているのは、その先の「精神的満足」です。コイズミは、豊かで快適な暮らしを提案・提供できる“価値創造の専門集団”でありたいと考えます。

未来を見据えて、世界の成長エンジン・アジアへ。

現在コイズミは海外事業も積極的に展開しており、中国・シンガポール・ベトナムなどに拠点を構えています。2025年には地球の人口は80億人、うちアジア圏にはその半数40億人超が暮らすと予測されています。まさに今、アジア圏は成長の真っただ中です。彼の国々の人々に生活を豊かに変える製品を届けながら、10年後、20年後にはコイズミブランドが暮らしの隅々にまで根づいていてほしい。そのための事業基盤整備を着々と進めています。

事業のカバー領域を拡げながら、シナジー効果を高める。

グループ各社の事業を展開する中で、大切にしていることがあります。それは「事業間のシナジー効果を高める」ことです。コイズミは、照明、家具などのメーカーでありつつ、同時に物流や施工も担うことができる幅広い事業領域を持っています。モノをつくり、プランニングし、運び、施工する。これらをトータルに実践できるのは、コイズミならではの特長です。それぞれの事業の専門性を高めつつ、そのカバー領域を同心円状に広げていく。それが重なり合うところに生まれるシナジーこそが、新たな価値を生むための源泉です。

機動力にあふれた「中堅企業」たれ。そのためには「人格の育成向上」を。

グループの従業員数は1,600人超を数えます。たしかに大企業といってもよい規模かもしれません。しかし私はあえて、「中堅企業」であり続けたいと考えます。それは、いつもお客様のすぐそばにあり、お客様自身も気づいていない声を聴きながら、機動力を持って商品開発や価値創造に挑戦します。

そのためには、失敗を恐れずに、果敢に新境地を切り拓いていくフロンティアスピリッツが欠かせません。

コイズミでは、「コイズミアカデミー」をはじめとした様々な教育研修制度を設けています。これらの機会を通じて、ここで働く一人ひとりが、自主・自律の心、そして“自分が社長なら…”という経営者の気概を育んで欲しいと願っています。

コイズミに息づいている「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」という近江商人の哲学は、目先の利益のみにとらわれることなく、まずは社会に貢献することを是とする考え方です。

私たちコイズミは、“_違う発想がある”というブランドステートメントのもと、広く社会に貢献できる企業であり続けたいと考えます。

小泉産業株式会社 代表取締役社長 梅田 照幸