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小泉産業株式会社 代表取締役会長 権藤 浩二
小泉産業株式会社
代表取締役会長
権藤 浩二

「変革」が小泉産業グループの歴史をつくる

小泉産業は、2023年に会社設立80周年を迎えました。さらにさかのぼれば、近江商人の時代から308年続くグループ企業ですが、その歴史は、時代に適応するための「変革」の連続に他なりません。2021年度の中期経営計画では、3つの変革に取り組んでいます。まず、「ビジネスモデルの変革」では、新規事業売上構成比の目標値を掲げ、将来の柱にすべく新たな領域に挑戦していますが、グループ各社とも現時点で目標の7~8割を達成しています。「組織風土の変革」では、従業員エンゲージメント調査を継続し、グループ各社に合った施策を実施しています。エンゲージメント向上の出発点は、会社と従業員との“共感”です。コミュニケーションを深めて理解し合い、ベクトルを合わせることが大切だと考えています。そして、「デジタル社会への変革」では、投資を惜しまず各社の業務に適合したシステム構築を進めています。日常業務が効率化されることで、より新たな発想力を持ってほしいと期待しています。2023年度はこれら3つの変革の総仕上げを行い、次のステップへの足掛かりをつくる1年にしていきます。

当社は「社会から信頼されるグッドカンパニーとなる」を経営ビジョンとして掲げていますが、SDGsの取り組みは、まさにグッドカンパニーを目指す上で不可欠です。ビジネスを通じて社会の課題解決に向き合い、持続可能な企業経営を進めています。

この度の会長職就任に伴い、経営者の育成や方針を着実に進めていけるよう指導する立場としても、従業員には、言わば “ファーストペンギン” のように積極的にチャレンジしてほしいと願っています。

小泉産業グループの全ての活動の根底にあるのは「_違う発想がある」のスピリッツです。それぞれが“ 違う発想”を意識しながら、時代の一歩先を行く「新しい価値」を提供し、期待される企業でありたいと考えています。

小泉産業株式会社 代表取締役社長 矢本 博康
小泉産業株式会社
代表取締役社長
矢本 博康

オールコイズミで三方よしを実現し、社会に貢献する

2022年度は、長引くコロナ禍の影響が残り、ロックダウンによる半導体不足や、木材価格の高騰、過去に類を見ない為替変動などにより、ものづくり産業にとっては非常に厳しい一年でした。そのような状況にあっても、300年以上にわたるグループの歴史を継続するために、会社のシステム基盤づくりにも注力し、将来の柱となる新しい事業にも挑戦してきました。

2023年度の重点方針の1つ目は「グループ各社の成長戦略の実現」です。将来を見据えてポートフォリオを見直し、「_違う発想がある」のスピリッツで10~20年先に向け、新たな柱となるビジネスモデルを創っていきたいと考えています。2つ目は「従業員エンゲージメントの向上」です。会社は従業員がいなければ成り立ちません。小泉産業グループで働いていてよかったと思えるように、それぞれが最大限のパフォーマンスを出せる働き方の実現と推進を目指しています。具体的には、年6回の従業員エンゲージメント調査の実施結果を人事施策に反映し、グループ内公募制度の立ち上げや、ジョブリクエスト制度の確立、人事評価制度の見直し、健康経営などに取り組んでいきます。特に、グループ内公募制度やジョブリクエスト制度の仕組みを整えることは、個々のスキルや経験をより活かすことで、ヒューマンリソースの流出防止にもつながります。3つ目は「グループデータ連携基盤の構築」です。DXの推進により、各社の事業に則した基幹システムを構築し、セキュリティ対策も強化しています。各社の強みを合わせ、グループとしての経営を推進し、これまで以上に社会に貢献できる企業でありたいと考えています。

本年4月より、社長職を拝命しました。小泉産業グループの経営基盤を維持・継続し、次の世代へ引き継いでいくために成長させることが、私の使命であると考えています。グループ全社でのオールコイズミの力にどうぞご期待ください。