地球環境問題

影響・被害が国境を越え、ひいては地球規模に至る環境問題、またはその解決のために国際的な取り組みが必要とされる環境問題のこと。通常地球環境問題としては、地球温暖化・オゾン層の破壊・酸性雨・熱帯雨林の減少・砂漠化・野生生物種の減少・海洋汚染・有害廃棄物の越境移動・開発途上国の公害問題の9つの事象が挙げられる。
地球温暖化

二酸化炭素、メタン、フロンなどの温室効果ガスの排出量増加により、地球全体の平均気温が上昇すること。現在の大気は、産業革命前と比べ2割以上多くの二酸化炭素が含まれているといわれ、今後もこうした傾向が続いていくと、100年後には地表の平均気温は約2℃程度上昇すると予測されている。
循環型社会

大量消費・大量廃棄型の社会に代わるものとして、廃棄より再利用・再生利用を第一に考え、新たな資源の投入をできるだけ抑えるとともに、自然生態系に戻す排出物を減らすなど、環境負荷を極力低減するシステムを持つ社会を循環型社会と呼ぶ。現在の環境を保全するとともに、私たちの将来の世代のため、循環型社会づくりは重要な課題のひとつである。
環境マネジメントシステム(EMS)

あらゆる種類の組織が、自らの環境方針及び環境目的を明確にし、自らの活動、製品またはサービスが環境に及ぼす影響について管理し、それに伴う環境活動の結果について継続的改善を進めていくための仕組み(システム)。そのEMSの世界唯一の国際規格がISO14001。ISO:国際標準化機構(International Organization for Standardization)
環境会計

環境対策にかかわる費用とその効果を金額で表す手法。公害防止や廃棄物処理など環境保全に投じた費用とその結果として生じた省資源などの節減効果を金額によって対比しようとするもの。
グリーン調達/グリーン購入

環境への負荷が少ない製品やサービスを優先的に購入すること。製品やサービスの選択に当たっては、資源の採取から廃棄までのすべての製品ライフサイクルにおいて環境負荷が小さいこと、環境保全に積極的な事業者により提供されること、などを重視する必要がある。
LCA(ライフサイクルアセスメント)

製品の生産から消費、廃棄に至るすべての段階において、その製品が環境へ与える負荷を総合的に評価する手法のこと。製品の使用や廃棄に伴う有害物質の排出の有無、処理やリサイクルの容易性など、特定のプロセスだけにとどまらず、原料採取、製造、流通などの段階での環境への負荷も評価範囲に含まれる。世界的にLCAの重要性が認知され、研究が進められている。また、国際標準化機構(ISO)においても国際標準化の作業が進められている。
PRTR

環境汚染物質排出・移動登録(Pollutant Release and Transfer Register)のことで、この制度を取り入れた「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」が平成11年7月に制定された。環境汚染のおそれのある化学物質の環境中への排出量または廃棄物としての移動量を登録し公表する制度で、潜在的に有害な化学物質の環境への影響について管理する手法。具体的には、行政機関が、有害な化学物質を製造、使用している工場、事業所などから排出される物質の量や種類を事業者自ら報告させ公表する仕組み。
MSDS

化学物質安全データシート(Material Safety Data Sheet)の略で、化学物質を扱う人が、環境と健康の保護及び作業上の安全に関する必要な措置をとることができるように作成される書面。
ゼロエミッション

製品の製造課程で発生する廃棄物等をリサイクルしたり、他の産業の原料として活用することにより、最終的に廃棄物をゼロにすること。循環型社会における産業活動のモデルとして取り組みが広がりつつある。
エコマテリアル

生産・使用・廃棄の各段階において資源の保護、地球環境保全、リサイクル性、省エネなどを考慮した素材のこと。生分解性プラスチックや非木材紙、環境配慮型塗料などが代表的。
環境共生

住宅一戸の住宅を出発点とし、市街地全体のエコロジーを追求していこうというのが基本的な考え。具体的には、エネルギーのクリーン化・水と緑の活用・資源保全など、現在ある程度確立する技術を、地域の特性・建築の目的や用途、経済事情などに応じ組み合わせていく。
環境用語辞典:2【環境マネジメントシステム編】
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