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ゴミ問題は私たちの日常生活に深く関わる、最も身近な環境問題です。
ゴミを完全に無くすことは無理でも、ゴミの量を減らしたり、要らないモノを別の用途に利用するなどの工夫はまだまだできるはず。
かけがえのない地球と未来のために──
「ゴミとリサイクル」について考えてみましょう。 |

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ゴミはどのくらい出ているの? |
人々が生きていく過程でゴミを出してしまうことは、ある意味でしかたのないことかもしれません。しかしこのゴミが地球環境に深刻な影響を与えていることもまた事実。現代社会から生み出される大量のゴミは、もはや自然の自浄能力を超えて増大し続けています。
環境省によると日本の一般家庭から出たゴミの量は年間約5000万トン、平成12 年度における一般廃棄物の量は5,236万トン。1人1日当たりにして1.1kgにも上ります。さらに企業や工場などの事業活動に伴って排出されるゴミの量は約4億トン、合計4億5,000万トン。1年間に東京ドーム1,200杯分以上もの新たなゴミが生まれているのです。 |
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どうしてゴミが問題になるの? |
「ゴミ(廃棄物)問題」にはいくつかの側面があります。これらの問題は別々ではなく、それぞれ深く関係しています。
捨てる場所がない!
捨てたゴミからは悪臭や腐敗ガスなど人体に害のある物質が出たり、有害物質が土壌や地下水を汚染する恐れもあります。このためゴミの埋め立て地は、人家・農地・水源などから離れた、非常に限られた場所にしか作れません。では海ならいいかというと、これも自然の生態系を破壊するなど弊害がいろいろあり、安易に海岸にゴミ埋立て地を作るわけにはいかないのです。
燃やすと環境に悪影響!
ゴミは燃やして灰にすれば体積が約10分の1以下に減ります。そのため国土が狭い日本では、多くの自治体が焼却処理を行っています。しかしゴミを燃やすとダイオキシン類や有毒ガスなど人体に影響のある物質が出る危険があります。また焼却時に発生する二酸化炭素は地球温暖化にもつながります。
処理にコストがかかる!
ゴミ処理には莫大な費用がかかることも大きな問題です。平成12年度の廃棄物処理事業経費(ごみ処理事業経費及びし尿処理事業経費の合計)は、なんと2兆3700億円。国民一人当たり年間約1万8000円、4人家族なら年間7万2000円もの費用がゴミを処分するために支払われているのです。 |
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| ゴミの分別がダイオキシン発生を防ぐ |
| ダイオキシン類は紙や木のような「燃えるゴミ」と、ビニール類やプラスチック類などの「燃えないゴミ」を一緒に燃やしてしまうことで発生します。ダイオキシン被害を防止するためにも、毎日のゴミはきちんと分別して出す習慣をつけましょう。 |
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ゴミ問題はどうすれば解決する? |
増え続けるゴミの問題を解決していくためには、大量生産、大量消費、大量廃棄というこれまでの社会から、資源を有効に利用する循環型社会への移行が必要になります。ゴミと資源にかかわる問題を解決するための代表的な考え方が3R。これはリデュース(Reduce=減らす)、リユース(Reuse=再利用する)、リサイクル(Recycle=再利用する)の3つのRを合わせたもの。
「資源やエネルギーは使い放題、用済みのものは全て廃棄」ではなく、これからは生産者・消費者・行政がそれぞれに3つのRを考えて行動していかなくてはならないのです。
リデュース──ゴミやエネルギーを減らす
リデュースとはできるだけ、モノやエネルギーを使わないこと。ゴミ問題で言えば、できるだけゴミを出さない生活や企業活動を心がけることです。そのためには要らないモノ、ゴミになりそうなモノは買わない、使わないことが肝心。また企業ができるだけゴミ(廃棄物)を出さないモノづくりや流通を心がけることも重要なリデュース活動です。
リユース──くり返し使い続ける
リユースは「もう一度使う、繰り返し使う」活動です。ビールやお酒のびんの再利用は早くから実施されてきたリユース活動です。最近ではパソコンやフィルム付きカメラでも部品などの再利用が行われています。このほか壊された家屋の建材(=廃材)や家具などで補修が可能なものは安価で再利用されています。
リサイクル──資源として再生する
リサイクルとは不要になったモノを資源として活用することでゴミを減らす活動。ペットボトルから化学繊維なへのリサイクルをはじめ、古紙で作る再生紙やアルミ缶などから作る再生アルミ地金なども代表的です。最近では家電や自動車、食品、建設など各分野でのリサイクルが始まっています。 |
※最近ではこの3つのRに「リフューズ」(拒む:余分なもの・サービスを買わない)「リペア」(修理する:壊れたモノを修理して長く使い続ける)の2Rを合わせ5Rとする考え方も広まっています。
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