商祖 小泉太兵衛
武士、百姓をやめ、麻布を担いで行商開始

小泉産業グループの「商祖」小泉太兵衛は、江戸時代中期・寛文年間に近江国五箇荘に生まれた。
武士の生まれだった太兵衛は、正徳年間に武士を捨て、農民となった。持ち前の勤勉さで農業に励んだが、入手した耕地が悪田だったこともあり、1716(享保元)年、近江の特産品である麻布を担いで諸国を巡る行商を開始。今から約300年前のことであった。