照明への強い思いに連携力で応える

三菱地所ホーム/K様邸

K様邸正面。玄関ホール正面のアクセントウォールをダウンライトが効果的に照射。ご自宅の照明器具はコイズミ照明の商品を中心にご採用いただいた

住宅三菱地所ホーム/K様邸

  • 所在地
    東京都
  • 事業主
    K様
  • 設計・施工
    三菱地所ホーム株式会社 様

プロの直感で提案。満場一致で採用決定

「厨房の照明は、しっかりと手元を明るく照らすものにしたい」――三菱地所ホーム様でご自宅を新築されたK様(お施主様)は、キッチンを「厨房」と呼び、ご家族が魚を下ろすなど料理が趣味でいらっしゃることから、キッチンの照明にもこだわりをお持ちでした。

三菱地所ホーム様の依頼を受け、初回の提案から照明プランを当社の営業企画部に属するプランラボ東京が作成。それを元に、K様は三菱地所ホーム様のインテリアコーディネーター(以下、IC)様と具体的なプランの検討を重ねていかれました。そして、明るさや光の色、照明器具デザインの確認のため、三菱地所ホームの営業担当者様、IC様とともに当社ショールーム東京に来館されました。

キッチンは当初、複数のダウンライトで明るさを確保する計画でしたが、IC様はよりシンプルかつ美しい照明計画を考えておられました。コンサルティングを担当した佐藤が提案したのは、器具幅が25㎜の細くスタイリッシュなソリッド シームレス スリムです。「社内でも資料動画を作成するなどしていたため、その特長をよく理解していました。だからこそ、キッチンの照明プランを拝見した時、この器具ならご要望を叶えられるのではと直感したのです」(佐藤)

提案の結果、満場一致にて採用が決定。ソリッド シームレス スリムは、当時はまだ住宅での採用事例が少なく、目新しい提案でしたが、お施主様と三菱地所ホームの営業担当者様、IC様がその場で深く納得してくださったことで即決しました。

イメージ K様ご自宅のキッチン天井に設置されたソリッド シームレス スリム。キッチン全体を明るく包み込む

ご満足いただける照明を、これからも

ソリッド シリーズはオフィスなどの施設を中心に採用されることが多く、建築と調和するように一直線状につなぐのが一般的な使用方法です。しかし本件では、8畳の広々としたキッチンに均一に光が広がるようにするため、4本を四角形につなげるアイデアを提案しました。また、より美しく見せるため、経験豊富な社内の設計担当に相談して、連結部の配線が天井裏に納まるよう寸法確認を実施。「器具の上半分を埋め込む提案としたため、天井にはスリットを入れる必要がありました。施工への万全を期すため、配線方法のスケッチなどは早めに三菱地所ホーム様と共有しました」(佐藤・小野)

明るさを優先するため、当初は一辺1,800㎜(900㎜×2本)の四角形にする予定でした。しかし、それではキッチンの広さに対し四角形が大きくなり、空間とのバランスも良くないことから、IC様とご相談の上、一辺を1,500㎜1本の四角形に変更。また、調光器を併せて採用することで明るさの調整も可能となり、より快適なキッチンとなりました。

K様は新築のご自宅に大変ご満足され、特にキッチンの照明の仕上がりを気に入ってくださっているそうです。「ショールームでお客様をお迎えする立場として、常にお客様のご要望に沿って満足していただける照明手法・商品をご提案するよう心掛けています。今回その思いが結果に結びつき、うれしく思っています」(佐藤)。「住宅でのソリッド シームレス スリムの採用は、当社としても提案の幅が広がりました。本件は、プランラボ東京やショールームとの連携があってこその成功です。今後もコイズミ照明の総合力を活かし、お客様にご満足いただける照明空間を提供していきたいと思っています」(小野)

イメージ 調光器を採用し、用途や時間帯を問わずいつでも快適な明るさに調節することが可能
イメージ 【施工ポイント】
ソリッド シームレス スリム直付けタイプ(左)と、器具の上半分を天井に埋め込ませた例(右)。通常は直付けするタイプを、天井にスリットを入れて半分埋め込む施工を行った。天井からの器具の出幅を発光面だけにすることで、より美しいひかりのラインとなり、スッキリとした見た目に仕上げている
佐藤 美久
[コンサルティング]
コイズミ照明株式会社
東京支社
SR東京(当時)
佐藤 美久
小野 晃信
[営業]
コイズミ照明株式会社
東日本営業本部
首都圏住宅営業部
東京第1営業所(当時)
小野 晃信