小泉産業グループでは、2021年から全社横断的な体制づくりとしてグループSDGs委員会を設置し、2022年には「コイズミSDGs行動憲章」を定め、サステナブル経営をより加速させるための取り組みを進めています。
具体的には、グループ共通の3テーマと各社個別の27テーマ、合計30テーマを設定し取り組んでいます。2023年度は、特にカーボンニュートラルの実現に向け、Scope1~3の全領域におけるグループ全体でのGHG(温室効果ガス)排出量把握をほぼ終え、全体像を顕在化させた上でリスク分析を行いました。
今後は、各事業が取り組むべき削減項目の特定および目標設定、削減計画立案~実施へと進めていきます。 活動の成果は徐々に出ていますが、事業会社間での取り組みレベルに差があります。グループ全体で足並みを揃え、本業と連動したCSV視点の取り組み強化を推進していきます。
昨年度、販売を開始したシニア向け分譲マンション事業(神戸ジェームス山 中楽坊)は好評を得ており、その他にも新たに3つの新規事業の企画・アイデア出しを行い、模索検討中です。継続的な情報収集と多様なアライアンス企業とのオープンイノベーションにより事業化を目指します。
「使用していない休日の社屋を、社会のために役立てられないか」との発想で、2009年度から、NPO法人大阪ライフサポート協会主催の一般市民向けAED講習会に、小泉産業本社(大阪市)の会議室を会場として提供しています。
東日本大震災の復興支援として2011年度から始まったこの活動は、2023年度で13年目を迎えました。第5回からは、小泉成器㈱も活動に参加し、これまでに合計40府県、250施設に、学習デスク638台(コイズミファニテック製)、家具調コタツ366台(小泉成器製)を寄贈しています。この活動で大切にしているのは「単にモノを寄贈するだけでなく、ヒトを通じて心も贈る」こと。社員が一部寄贈先に訪問し、子どもたちとコミュニケーションを取りながら一緒にデスクとコタツを組み立て、SDGsかるた等で交流を行っています。
シーリングライトに住友化学㈱の再生アクリル樹脂セードMeguri®を使用。再生アクリル樹脂利用率が51%、再生アクリル樹脂シートの使用でCO2を従来比約40%削減しました。年間約260tのCO2削減を実現することになります。
器具サイズの小型化により材料を削減し、CO2を従来比約42%削減。本体1本あたりのアルミ使用量を221g削減することにより、年間約200tのCO2削減を実現していきます。
日中、ソーラーパネルで太陽光を吸収し、充電池に蓄電します。周囲が一定の暗さになると充電池に蓄電された太陽エネルギーを使って、自動的に設定モードに移行します。明るくなるとライトは自動的に消灯します。
2022年4月からスタートした『プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律』に合わせ、ホテル業界向けに、“再生材を使ったアメニティーバー”をコイズミ照明 施設家具部門が提案。ホテルスタッフの使わなくなった制服と自治体で回収された古着を、宿泊客用の各種アメニティーを納める家具として生まれ変わらせています。
昨年度のマレーシア・イポーに引き続き、第2回目となる海外への寄贈活動は、インドネシア・ジャカルタの児童養護施設へスタッフが伺い、子どもたちと一緒に組み立て作業を行いました。今後も海外生産拠点を中心に、寄贈活動を継続していきます。
昨年に引き続き、「健康経営優良法人2024(中小規模法人部門)」に企業として認定されました。従業員のこころとからだの健康がなければ、企業も存続できない、という考えのもと、健康推進委員会が中心となってさまざまな取り組みを始めています。
地域・社会・地球環境に貢献するべく、電気自動車用充電設備の設置に取り組んでいます。2023年度は累計46基を設置しました。今後も環境に配慮した商品の提案を行っていきます。
男性の比率が高い現場において、女性従業員の増員・育成を進めています。性別を問わず、共に同じ現場で働けるよう環境を整備していくことで、女性従業員の構成比を上げていきます。
スプリング入りのマットレスのリサイクルシステムを関東と関西で確立し、年間10,000枚を目標に活動しています。他エリアにも広げて、全国横展開できるように進めていきます。
社会的ニーズに合った新規事業を創出するため、次世代を担う大学生のアイデアを事業化する取り組みを行っています。物流の2024年問題に直面している中、業界に対するイメージを少しでも良くすることで、若手人材の確保にもつなげていきたいと考えています。
全国各地の事業所で、普段お世話になっている地域社会への感謝の気持ちを込め、清掃活動を行っています。2010年から全国展開した活動は毎年高い実施率を保っています。