川口教授が担当する、主に1年生を対象とした授業「都市デザイン」。毎年多くの学生が受講しています
当社は「60年以上にわたり蓄積した照明の知識を、社会に還元したい」「専門的にあかりと関わる可能性が高い学生に早い段階であかりの価値を伝え、あかり文化の普及に貢献したい」と考えています。
その思いに共感する、東京都市大学 都市生活学部の川口教授の授業「都市デザイン」で、「照明基礎講座」という講義を実施しました。コイズミ照明LCR東京(空間設計デザイン部門)の石田と河野が、照明の基礎知識から「あかり」の意味に気づき深掘りするためのヒントまでを幅広く解説。学生たちが与えられた課題について考え、発表する機会も設けました。発表に対して石田と河野は、今後の学びのヒントとなり、やる気を促す講評を行いました。「講義のポイントを捉えた発表が多かった」(石田・河野)ように、実りの多い機会となりました。
あかりは、生活のあらゆるシーンに存在し、大きな影響を与えていますが、ほとんど認識されていません。世界各国の都市デザインや建築設計、空間設計に関わってきた私の経験からも、建築の専門家でさえ、実務に携わるようになってから、あかりの意味や価値について気づかされることがたくさんあります。今回の活動は、将来をになう人材の選択肢と可能性を拡げる意味で、非常に意義深いと考えています。