近年、住宅には環境負荷に配慮したサステナブルな暮らしや、時短につながる便利な機能が求められています。そうしたニーズに応えるため、セキスイハイム様ではIoTの導入による住宅機能の高度化を追求し、照明制御に関しても新しい機能をご要望されています。以前から、セキスイハイム近畿様のお打ち合わせ空間や展示場に、当社の照明制御システム「TRee」をLDK・主寝室に導入いただいていましたが、今回の住宅展示場に新設されたモデルハウス「箕面パルフェ」と「箕面デシオ」では、全館で採用いただきました。
「IoT機器を使いこなすことが難しそうだと感じている方々にも、モデルハウスで実際に体感していただくと、その魅力に気づいていただけることがあります。起床時から、朝食の時間、趣味の時間、くつろぎの時間など、生活シーンに合った設定をボタン一つで呼び出すことができ、たくさんの照明を一括制御できる便利さをぜひ実感していただきたいですね」(垣戸)
照明制御システム「TRee」は、2018年の発売開始以来、進化を続けています。より手軽に導入いただけ、より快適にご利用いただけるよう、2023年には新たな機能が追加されました。従来通りWi-Fiでのスマートフォンやスマートスピーカーなどでの操作に加え、専用のスイッチを用いれば、Bluetooth®による無線通信で、より快適な通信環境を実現することができました。
「近年は、照明が住宅の快適性や利便性を高めるコンテンツの一つとして位置付けられるようになってきています。今回のモデルハウスでは、新しい『TRee』を発売直後にいち早く体感していただけることになりました。操作性が高まったことで、新しいお住まいに、より取り入れていただきやすくなっています」(垣戸)
当初、「箕面パルフェ」の「TRee」導入は一部の予定でしたが、のちに全館(※1Fエントランスを除く)への導入が決定しました。そのため、照明器具のオプションパーツなどに変更が生じましたが、負荷容量確認や納期調整、設定まで、社内の関連部署が一体となることで無事に成功させることができました。
「せっかく全館にご採用いただいたからには、完璧にしたいという思いで、全力を尽くしました。また、同日にオープンされるモデルハウス「箕面デシオ」も、全館制御でのご依頼をいただき、同時期に進めることになりました。設計の難度が高く、限られた時間の中でしたが、『TRee』を製作する部署のメンバーの協力を得て、無事に間に合わせることができ、ほっとしています。コイズミ照明の連携力のおかげですね」(東内)
コイズミ照明では、インテリアコーディネーターの皆様や営業担当の方々を対象とした「TRee」の勉強会も実施するなど、導入から運用まで全面的にフォローしています。モデルハウスの魅力向上に貢献するために、これからも「TRee」の展開に注力していきます。