効率と品質を追求するソリューションで、お客様ニーズにとことん寄り添う

福岡新センターで共同配送の充実を推進

規模が拡大した、福岡新センターの外観(1F)。輸配送ネットワークの提供だけではなく倉庫の提供も行っています

当社は、家電商品・電材商品・家具商品を中心に、長年積み上げてきた物流のノウハウと協力会社様との輸配送ネットワークに加えて、お客様のお悩みやニーズに寄り添う社員のマインドを武器に、さまざまなソリューション提案を行ってきました。近年の物流市場は、コロナ禍でのEC市場の急拡大に伴うB to C貨物の大幅な荷量の増加や、環境負荷低減に対する社会からの要請が増すなど、物流業界が向き合うべき課題は、より多様化しています。それに対して、当社は共同配送などの強みを活かした、持ち味であるソリューション提案による貢献を加速させています。

2021年6月、福岡インターからほど近い、アクセス良好な場所に移転新設した福岡新センターは、旧拠点よりもキャパシティを大幅に拡大。共同配送を核とした物流サービスにより、象印マホービン様をはじめとする荷主様への外販3PL事業の強化を進めています。

旧拠点の時から大きな信頼を寄せていただいていた象印マホービン様は、今回の移転について拠点開設計画段階から関わってくださり、新センターでも1フロア全体を活用いただいています。また、3PL事業強化に伴い、お取引が増えた荷主様にも拡大したスペースを積極的に活用いただいています。規模が拡大し、取り扱う荷量が大幅に増える中、家電業界ではより高品質で効率的な共同配送を実現するため、家電量販店センター便の運用強化が重要になります。家電商品の物流ネットワークに強みを持つ当社では、象印マホービン様やグループの小泉成器など、納品先がマッチングしているメーカーの商品を中心に取り扱うことで、「同じ建物に商品がある」というメリットをより高める運用を目指しています。しかし、「ただ単に、同じ建物に商品がある」だけでは、お客様の求めるニーズには届きません。日々変化する荷量や商品アイテムに対して、実際に荷物の積み下ろしや運搬を担う協力会社様との緊密な連携により、「高い物流品質を保ちながら、トラックの積載率を向上させる」という難題に向き合っています。「単にトラックの荷台に隙間がないように、荷物を詰め込むわけではありません。納品先の作業効率や、重量などの商品特徴といった、さまざまな情報をインプットしたうえで、その場で最適な物流効率を見定め、実行しています」(西本)

共同配送ネットワークという仕組みに加えて、高いスキルを持つ現場の人財により、当社の高品質な物流ソリューションは支えられています。実際にお客様からは「荷量が増える中、リードタイムが改善した」「積み込み時間の短縮で倉庫のスペースを有効活用できるようになった」「残業時間が削減できた」など、嬉しいお声をいただいています。また、共同配送によるトラックの台数削減に伴う「CO2排出量の削減」といった効果も出始めています。「私たちの仕事に形はありませんが、荷主であるお客様や協力会社様だけでなく、地球環境にも貢献できる社会性の高い仕事なので、やりがいと誇りを持って取り組んでいます」(福森)

福岡新センターでは、これからも物流効率と物流品質の向上に、妥協なく取り組み続けることで、お客様・協力会社様・社会のニーズに応えていきます。

イメージ 移転による増床で、物量も大幅に増加。現場では、物流効率の向上を目指して、日々さまざまな検討を重ねています
イメージ ハンディ端末で在庫や入出荷予定をリアルタイムで把握。高いノウハウを持つスタッフが、ベストの入出荷オペレーションを行っています
KOIZUMI SPIRITS
コイズミ物流では、物流版三方よし(お客様よし、協力会社様よし、コイズミ物流よし)の精神で、物流業界に山積するさまざまな課題に立ち向かい、3PLを中心としたソリューション提案を行っています。三方よしの精神は、経営幹部から現場レベルまで、広く深く浸透し、お客様の物流戦略を後押ししています。
西本 延弘
[プロジェクト担当]
コイズミ物流株式会社
西本 延弘
福森 薫
[プロジェクト担当]
コイズミ物流株式会社
福森 薫