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小泉産業株式会社 代表取締役社長 矢本 博康
小泉産業株式会社
代表取締役社長
矢本 博康

“3つの価値”の最大化を目指して

2024年度、私たちは既存事業のさらなる成長を目指すとともに、未来を見据えた新たなビジネス領域にも挑んできました。外部環境が大きく変化する中でも、その中に潜む可能性を見出し、新たな価値を創造する。そうした姿勢を貫くことで、次の成長のステージへと歩みを進めています。

2025年度も、「経済価値」「社会価値」「人財価値」の“3つの価値”の最大化を重点方針に掲げ、グループ全体で取り組みを進めてまいります。

まず「経済価値」の向上に向けては、グループ内外の連携を強化し、デジタル技術の活用によって業務効率を高め、生産性の飛躍的向上を目指します。また、既存事業とのシナジーが期待できる領域での事業提携も積極的に検討してまいります。

「社会価値」の面では、KOIZUMIブランドの持つ想いを全社員があらためて共有し、日々の業務の中で体現していくことで、社内外から信頼され、誇れる企業文化を築いてまいります。その実現のためには、社外へのアウターブランディングと、社員の心に響くインナーブランディングを意識しながら進めることが重要です。

そして「人財価値」の向上においては、社員一人ひとりのスキルアップを支援するリスキリングの推進や、未来を担うリーダーを育成するサクセッションプランを継続的に実施します。さらに、働きがいのある職場環境づくりを通じて、社員が安心して能力を発揮できる組織を目指します。

時代の変化を捉え、挑戦を続ける

2030年のビジョン「KGV2030」は、「絵に描いた餅」で終わらせるのではなく、確実に実現していくべき未来です。そのためには、今をどう動くかが極めて重要です。バックキャストの視点で、5年後の理想から現在の行動を導き出し、具体的なアクションを積み重ねてまいります。

来年、小泉グループは創業310周年を迎えます。この歴史は、常に時代の変化を捉え、挑戦を続けてきた証です。私たちはこれからも、「三方よし」の精神を軸に、お客様、社員、そして社会にとって、価値ある存在であり続けることを目指して歩み続けます。