カームダウンタイムにも使っていただけるベンチタイプの家具
2022年に立ち上げた未就学児・幼児を対象としたプレキッズ事業『KOIZUMI PRE KIDSROOM Hagu(はぐ)』が3年目を迎えました。幼児教育の現場から寄せられるニーズやサステナビリティを意識した新たな発想により商品ラインアップを充実させ、販路も拡大しています。
ふすまの構造材である紙板(再生古紙段ボールの合板)を素材とした『賢具』シリーズでは、保育園などでパーテーションとして使用できる家具を開発。先生方が学年や時間帯ごとに空間を分けるために毎日動かしているパーテーションを軽量化し、労務負担を軽減できないだろうかという発想から生まれました。また、同じ素材で、子どものカームダウン※1の課題にも向き合った、絵本の読み聞かせや一対一で会話する場面に役立つ家具も開発しました。「納品した保育園で、たくさんの子どもたちがその家具の中で過ごしている様子を見て、安心できる居場所を提供できたことをうれしく思いました」(寺田)「保育園の先生たちからの安全への期待にも応えられる商品になっています」(西野)
SDGsの観点では、一時期だけで使わなくなるような家具ではなく、ずっと使い続けてほしいという思いから、成長に合わせてベビーベッドからソファや学習机としても使い続けることができる『つむぎ:123』を開発しました。構造材は北海道産のカラマツ材を使用し、廃棄されてしまう木材の削減にも一役買っています。塗料や接着剤も食品衛生法に準拠したF☆☆☆☆※2に対応するなど、安心・安全と、耐久性を両立しています。
また、『遊具』の新商品として、幼児世代親子に大人気の「はらぺこあおむし」とのコラボレーション商品も開発。幼児施設や商業施設で好評を得ています。
時代のニーズを捉え、子どもたちがワクワクしたりほっとできる居場所を提供するプレキッズ事業。今後も子どもたちの成長に寄り添ってきたコイズミだからこそ提供できる商品を展開していきます。
※1:気持ちを静めて落ち着かせること
※2:ホルムアルデヒド等級が最上位規格であることを示すマーク。☆1~4は、数が多いほどホルムアルデヒドの放射量が少ないことを意味する