コイズミファニテック株式会社

コイズミファニテック株式会社
代表取締役社長
若林 俊宏

3つの変革に挑戦し、
「価値創造のプロ集団」になる

コイズミファニテックは、学習家具メーカーとしてお客様の暮らしに寄り添い、付加価値のある高品質な商品を市場に提供してきました。しかし、少子化による市場縮小や学習スタイル・消費動向の変化の中で、成長するためには変革を進めなければ生き残れない環境となっています。2024年度より、基本理念を「“よく学び・よく遊び・よく眠る” 子どもたちの健やかな成長を応援し、豊かな社会づくりに貢献する」と改定しました。子ども子育て応援企業として、事業ドメインを再定義します。そして、3つのキーワードのもと変革を進めます。

1つ目は経済価値を高めるための「事業ポートフォリオの再構築」です。既存の学習家具事業は、デスクの総合メーカーとして広く学びの空間を提供することで売上を維持し、新たにプレキッズ事業とスリープテック事業を立ち上げ育成します。プレキッズ事業はB to Cのみならず、幼児施設や商業施設等のB to Bへ販売チャネルの幅を広げていきます。スリープテック事業は、宿泊施設の新規開業・リニューアルの需要増をチャンスと捉え、こだわりを求められるお客様へ寝心地とかたちがオーダーメイドできるマットレスを提供していきます。この2つの事業を軌道に乗せ、5年後には売上構成比を50%以上にすることを目指します。

2つ目は社会価値を高めるための「リ・ブランディング」です。コイズミファニテックの認知度を高めるため、SNSでの発信やイベント企画により、市場コミュニケーションの質と量を高めます。

3つ目は、人財価値を高める「人的資本経営の質向上」です。変革を進める上で最も重要なのは人的資本です。人の成長なくして会社の成長はありません。社員の自律的な成長を支援するため、さまざまな教育機会を提供し、キャリア形成を実現できる人事制度改革も進めています。また健康経営にも取り組み、心身ともに明るく元気な企業風土を目指します。その上で、全社員が新しいことに挑戦する価値創造のプロ集団となり「グッドカンパニー」を実現します。