コイズミ照明株式会社

コイズミ照明株式会社
代表取締役社長
佐久間 晋

照明の力で新たな価値を提案する
プロフェッショナル集団へ

2022年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による半導体不足に対応すべく、立て直しに注力した一年でした。住宅事業においては第2四半期から回復し、店舗・施設事業においてはモノだけでなくコトを提案することにより、一年を通じて好調な業績を収めることができました。

2023年度は、第6次中期経営計画の最終年として、3つの変革の総仕上げの一年です。1つ目のDX(Digital Transformation)については、製造業として競争力を高めるために必要な新システムを設計し実装の段階に入りました。これにより、環境の変化やお客様のニーズに応える新たな製品やサービスを迅速に提示し、また、適切な在庫管理もかなう体制を整備します。2つ目のPX(Portfolio Transformation)については、当社が強みとする住宅分野をさらに伸ばしつつ、店舗・施設分野でも商品やサービスを強化しています。市場開発の専門部署を新設し、製販一体となった取り組みを進め実績を重ねてきました。また、近年は海外での実績も重ねていますが、来期以降はさらなるグローバル展開を視野に入れています。3つ目のSX(Sustainability Transformation)については、昨年、国際標準規格の「DALI」と赤外線アレイセンサを連動した照明制御など、省エネだけにとどまらない「空間品質の向上」と「意味的価値」の提案を行いました。これまでとは一線を画した照明の可能性が広がっています。

新商品開発においては、カーボンニュートラルに貢献するべく、ダウンサイジングや再生アルミニウムの使用を検討したり、まぶしさを抑え、快適な空間をつくる新商品開発などを積極的に進めています。それらの製品を実際に体感していただくために東京のショールーム、福岡のライブオフィスをリニューアルし、大阪のショールームは、実現したい空間を再現し、実験検証できるラボ施設として生まれ変わります。

こうしたさまざまな取り組みを実現するのは、人材に他なりません。社内研修制度を拡充し、ライティング5.0の時代に新たな価値を提案できるプロフェッショナルを育成しています。これからのコイズミ照明にぜひご期待ください。