人材不足、複雑化する作業
物流業界が抱える課題にハード面から活路を見出す

物流業界が抱える課題にハード面から活路を見出す

バーコードを読み込むだけで荷物の仕分ができるため、外国人や高齢者などの多様な人材が活躍できるのに加え、新しく入った人でもその日からすぐ仕事ができる。

コイズミ物流株式会社 埼玉営業所

コイズミ物流株式会社 埼玉営業所

小泉成器(株)の東日本エリア(東北・首都圏・長野・甲信越)の配送を担当。家電量販店やホームセンターを中心に、ネット通販の個人客向け配送も数多く手がける。各エリアの協力運送会社を活用して、翌日配送できるネットワークが強み。

2018年9月、自動仕分機が稼働
安定した物流品質を確保すべく「誰でも・簡単に・ミスなく」を追求

年々、業界を取り巻く環境が厳しくなっています。特に、人材不足や人件費上昇に加え、扱う商品のサイズや種類の多様化・納品先のニーズの複雑化といった品質面での難しさも高まっています。そんな中、「効率よく・ミスなく・安定した配送」を実現するのが我々の役目です。埼玉営業所では、全社に先駆けて自動仕分機を導入し、成果を上げ始めています。例えば、170店規模の家電量販店様向けの店舗仕分作業ではスパン(保管棚)からピッキングされた全商品を店舗ごとにピックアップする工程に活用。ベテランに任せていた作業が誰でも担当できるようになったのに加え、必要な作業員数が半分に、作業時間も3割減となりました。お客様のニーズに応えながら、今後も活用を拡大していきます。

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30店規模の家電量販店様からは、店舗別かつフロア別納品、当日出荷・当日納品と緊張感の高いリクエスト。自動仕分機に店舗×フロアで分けるようプログラミングすれば、作業員はレーンから流れてくる商品をオリコンに詰めて最終チェックをするだけでよく、100を超えるフロア別のピッキング作業が格段に効率化された。
コイズミ物流株式会社 <br>第一事業本部 第一事業部 部長 篠原 武志
業界のニーズ変化を敏感に察知し、
お応えし続けます。
コイズミ物流株式会社
第一事業本部 第一事業部 部長
篠原 武志

埼玉・南港営業所長を経て平成30年4月より現職。「違う発想」のために、現場の声を聞くことを徹底。それらが材料となり、オフ時間のウォーキング中にアイデアがひらめくことが多い。

新設備の導入で、手の空いたベテランがより複雑な作業や課題解決に注力できるようになり、全体の品質アップにつながっています。コスト減、ケース不良のチェック強化や各種ラベルシール添付のご要望、ミスのない配送など、近年、物流業界で求められる「品質」の意味合いが変わってきました。ニーズに的確にお応えできる方法を今後も模索してまいります。