コイズミ物流では、グループ各社の物流業務を担っていますが、グループ以外の荷主をお客様とする外販事業も行っています。
2024年問題で業界が揺れる中、もっとお客様に役立つサービスはないかと、フレキシブルな体制を活かす方法を検討しています。そんな中、『環境と人に配慮した廃棄物処理』を行っている事業者と知り合う機会がありました。具体的には、廃棄対象品を種類ごとに選別・分別・分解し、リユース・資源リサイクルといった再資源化できるモノと、産業廃棄物として適正に処分するモノとに分けることにより、環境負荷低減につなげるというものです。
「その内容を知り、お客様(荷主)が、余剰在庫や返品在庫を仕方なく廃棄しなければならない状況の打開策になるのでは、と考えました」(浅田)
そこで、コイズミ物流が橋渡しとなり協業することで、荷主・産業廃棄物事業者・当社の“ 三方よし”が実現しました。廃棄対象品を荷主に返すことなく、分別もできる産業廃棄物事業者へ直接運搬することで、荷主の作業負担や保管場所確保などが削減されます。
「これまでは、一度返品となってしまった商品は完全未使用品でも全て廃棄物となってしまっていました。このシステムをご利用いただくことで、無駄な廃棄物を大幅に削減でき、環境への負荷も減らすことができます」(松尾)
また、同社では作業員の雇用面でも、ハンディキャップを持つ方々の就労支援を行われています。昨今、SDGsを重視する企業が増加している社会的背景も踏まえ、利益優先ではなく、社会貢献の役割も担うことが重要になっています。
お客様(荷主)からは、「窓口がコイズミ物流なので、安心して任せることができた」とのお声をいただいています。今後もコイズミ物流にしかできない“ 物流版三方よし”を実現していきます。