コイズミ物流株式会社

コイズミ物流株式会社
代表取締役社長
八田 康

環境の変化に適応して進化し、
自らの手で物流の未来をつくる

コイズミ物流は、お客様・協力会社様との「物流版三方よし」の実現のため、新たな取り組みを進めています。近年は3PL事業の拡大に注力し、協力会社様の強みを組み合わせた全国輸配送ネットワークを確立し、外販とEC専用拠点を開設してきました。2024年4月に時間外労働の上限規制が物流業界にも適用され、長距離での運行が難しくなるため、中継地点となる拠点を増やすニーズが生まれています。そうした変化にしっかり応えてまいります。2022年7月には、埼玉県春日部市に首都圏電材プラットフォームを開設し、電材メーカー商品の共同配送を始めました。ドライバーの人手不足やエネルギーコストの高騰などの課題を解決し、トラックの積載率向上により利益面で効果を出し、CO2排出量削減にも寄与しています。今後このスキームを近畿エリアにも展開し、電材以外の商品にも取り組む予定です。

2023年度は、以上の体制強化を引き続き進めるとともに、新物流情報システムの構築を進め、増加するEC対応へのバージョンアップやシステム活用による省人化を図り、社員が社会やお客様の課題を解決するための新しい価値を生み出すことに注力できる体制へとつなげていきます。

また同時に、社員の教育基盤も再構築し、全社員がそれぞれの立場で物流のプロフェッショナルとして能動的に動くことのできる強い組織を目指します。経営ビジョンも改め、「未来に挑戦するロジスティクスカンパニーになる」から、「未来をつくるロジスティクスカンパニーになる」に改めました。未来は自らつくり出すべきものです。当社だけで実現できないことも、他社との業務提携で新たな可能性を広げられるでしょう。また、昨年度から取り組んでいる産学連携により大学生の新鮮な発想を取り入れた新規事業も検討しています。激変する環境下で社員一人一人が視野を広げ、自らを進化させながら、仕事を楽しんでほしいと願っています。コイズミ物流がつくる未来にぜひご注目ください。