SDGsへの取り組み

グループの総合力を活かし
社会課題の解決を目指す

小泉産業株式会社
取締役
グループSDGs委員会 議長

神谷 宗弘

社長からの指名で、グループ一体でSDGsを推進する会議体の議長を務めております。弊社は、売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」を基本にビジネスを行う近江商人を起源に持つ企業だからこそ、「事業を通した社会課題の解決」を目指すSDGsは、大切にしたい経営テーマだと考えています。活動が表面的なものにならないよう、社員一人ひとりがSDGsの考え方を心で理解し、日頃から意識を持ち続けることを大切にしています。

まず、独自の「コイズミSDGs行動憲章」を定め、小泉産業グループのSDGs推進の考え方の軸を示し、社員の自覚を促しました。また、「SDGsバッジ」を着用することで、社員がSDGsについて自分事化し、常に考える習慣づけができるように促しています。そして、全社共通、グループ各社ごとのSDGs委員会を設置し、SDGsの専門家養成を図るとともに、事業会社ごとの特性に合った最適な活動を展開できる体制を整えています。

活動は道半ばですが、ブランドステートメントでもある「_違う発想がある」で、さまざまな社会課題に向き合ってまいります。

グループ各社の取り組み

SDGs達成につながる小泉産業グループ各社の取り組みをご紹介します。

小泉産業株式会社新規事業で雇用を創出し、事業継続と持続的成長を目指す

グループの持株会社として、中期計画の方針のひとつである「ビジネスモデルの変革」を目指し、新規事業創出を積極的に推進しています。一つが中楽坊シリーズで展開するシニア向け分譲マンション事業に共同事業主として参入。もう一つが既存事業とのシナジーを企図した、AI・IoT技術を有する企業への出資です。直近ではロボティクス技術を有するユカイ工学株式会社への出資により、事業会社との相乗効果を図っています。また、外部技術を取り込んだ自社のAI技術の発展による収益事業化を通じた、雇用創出にもつなげていきます。

コイズミ照明株式会社環境ソリューション企業を目指して。SBT認証取得に取り組む

「環境ソリューション企業へ」をビジョンに掲げる当社は、政府・関連業界、お得意先からの要請やSDGs推進による企業価値実現のため、CO2の排出量削減を優先テーマとし、2021年度から排出量算出と削減の取り組みをスタートさせました。2022年度は「SBT認証取得」を目指し、第三者機関登録を推進するとともに、社外へCO2排出量の削減計画を明示することで、社内でのSDGs活動のベクトル集結と活性化を図っていきます。また今後は認証取得までのマイルストーン策定と合わせて、照明器具の点灯時間設定や照明器具廃棄時のリサイクル可能素材の重量算出などの諸課題への対応を進めます。

コイズミファニテック株式会社質の高い、仕事・学習環境を提供するモノづくり

長年にわたり学習デスクの分野で、幅広い年齢層、使用環境を想定した、新市場を開拓してきた経験を活かし、「すべての人に質の高い、仕事・学習環境を提供する」ために、快適でストレスなく使える、ユニバーサルデザインを重視した商品開発に取り組んでいます。現在は、外部の視点も取り入れた開発プロセスや評価基準の見直し、社員のさらなるノウハウ向上など、SDGsに配慮した商品を提供するために必要な基盤構築と、具体的な商品開発を並行して進めています。

株式会社ハローリビングウェルビーイングを目指した新規商材開発(介護リフォーム)

2021年度より大阪市の介護保険住宅改修にかかる代理受領を行う事業者(給付券取扱事業者)に登録し、介護が必要なお客様が安心して暮らすことができる、快適な住環境の提案に取り組んでいます。特に、ケアマネジャーや地域包括支援センターから現場の意見を聞く、介護保険の補助金活用など、あらゆる面からお客様にご満足いただける提案を心掛けています。ハローリビングは、SDGsが目指す【住み続けられるまちづくりを】の実現に向け、お客様の気持ちに寄り添い、ご要望をカタチにできるソリューション企業として活動いたします。

株式会社ホリウチ・トータルサービス地球環境にやさしいプロセスで目指す。ベッドマットの100%リサイクル

ホテルなどの入れ替えで撤去されるスプリング入りマットレスは、これまで産業廃棄物として処理されてきました。当社ではSDGsの視点から、最適なノウハウを持つ企業と業務提携し、100%リサイクル可能な事業体制を整えました。その再資源化フローにのっとり、CO2の排出が少なく地球環境にやさしいとされる、電気炉による製鉄プロセスで溶融処理され、鉄鋼製品・路盤材などの新たな資源として再活用されます。

コイズミ物流株式会社物流ノウハウを駆使した環境負荷低減(CO2削減)

ドライバー不足や原油高騰、コンプライアンス強化等、物流市場を取り巻く課題は山積みです。コイズミ物流は、共同配送などの強みを活かし、荷主様、運送会社様、コイズミ物流が三方よしとなることを基本に、その課題解決に取り組むとともにSDGs視点で持続可能な開発目標への貢献を目指しています。特に環境問題では、共同配送、車両集約、積載率アップなどのノウハウを駆使し、CO2排出量を17%削減(2019年度比)するなどの成果をあげています。

過去の取り組みはこちら